収納力アップと思ったら逆効果?実際に使ってわかったキッチン背面収納の後悔ポイント5つ#column
この記事を読めば分かること
この記事では、キッチン背面収納でよくある後悔ポイントとその解決策について解説します。収納力を増やしたつもりが、かえって不便になってしまう理由、実際の失敗例、そして後悔しないためのポイントがわかります。
はじめに
新築やリフォームで夢のキッチンを作るとき、誰もが「使いやすくておしゃれな収納」を目指します。しかし、実際に住んでみると「こんなはずじゃなかった」と後悔することも多いのがキッチン背面収納。この記事では、実際に使った人が感じたリアルな失敗談をもとに、後悔しないためのポイントをお伝えします。
1. 「収納は多いほど便利」の落とし穴
あなたは「収納が多ければ多いほど便利だ」と思っていませんか?私もそう思っていました。でも、実際に使ってみると、取り出すたびに屈んだり、奥の物を探す手間が増えてしまうことに気づきました。
例えば、朝の忙しい時間、コーヒーカップを取り出そうとすると、奥の方にしまい込まれていて手前のものを全部出さないと取れない…。こんな小さなストレスが毎日積み重なるのです。
解決策: よく使うものは「手の届く場所」に。使う頻度に合わせて収納場所を決めることがポイントです。
2. 引き出しの深さが逆に不便
見た目がスッキリする深い引き出し。でも、実際には「重くて開けづらい」「中がごちゃごちゃして探しにくい」という問題が発生します。
友人の家では、深い引き出しに鍋を収納していましたが、重くて引き出すのが大変。しかも、下の方にある小さな鍋は取り出すたびに上の鍋をどかさないといけませんでした。
解決策: 引き出しは浅い方が整理しやすく、軽い力で開け閉めできます。鍋などの重いものは棚に置くのも一つの方法です。
3. デザイン優先で機能性を犠牲に
おしゃれなガラス扉の収納に憧れて作ったものの、指紋が目立ったり、中のゴチャつきが丸見えで常に整理しなければならないことに気づきました。
あるお宅では、透明なガラス扉の奥にお皿やコップを並べていましたが、急いでいるときに適当に戻すと、すぐにごちゃついて見えてしまい、結局「見せる収納」に疲れてしまったそうです。
解決策: デザインだけでなく、日常の手入れや使いやすさも考慮しましょう。半透明の扉や、引き戸タイプの方がストレスフリーです。
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4. 収納の高さが合わないと使いづらい
背の高い収納棚は、たくさん物が入る反面、上の方は手が届かず「ただのデッドスペース」になりがちです。
知人は、天井までの大きな収納を設置しましたが、結局、上段には滅多に使わない季節物だけが置かれ、普段は踏み台がないと届かない不便さに後悔していました。
解決策: 収納の高さは、実際に使う人の身長に合わせて設計すること。届かない場所は無理に収納にせず、別の用途に使うのもアリです。
5. 「なんとなく」の配置が動線を悪くする
収納を作るとき、「ここが空いてるから棚を置こう」と安易に決めていませんか?実際には、動線が悪くなり、作業効率が落ちる原因になります。
実例として、冷蔵庫と食器棚の間に収納棚を設置した家庭では、調理中に冷蔵庫とシンクの間を何度も行き来するたびに、収納棚が邪魔になりストレスになっていました。
解決策: 収納は「よく使う順番」を考えて配置すること。実際にキッチンでの動きをシミュレーションしてみると、最適な場所が見えてきます。
まとめ
キッチン背面収納は、ただ「たくさん収納できる」だけでは不十分。使いやすさ、動線、デザイン、全てのバランスが重要です。この記事を参考に、あなたの理想のキッチンを実現してください。