「年収400万円で家は建てられるの?」→実例シミュレーションで分かる、建てられる人のリアルな方法#column
この記事を読めば分かること
- 年収ごとに「実際に買える家の価格」がズバリ分かります
- 年収が少なくても“家を建てるためにできること”が具体的にわかります
- 無理なく住宅ローンを返済できる人がやっている考え方と方法とは?
はじめに
「この年収じゃ、マイホームなんて夢のまた夢…」
そんな風にため息をついた夜、あなたにもありませんか?
目の前には駅近で新築の一戸建て。家の中からは、家族の楽しそうな声と温かい明かりがこぼれてくる。
「うちも、こんな家に住みたいな…」と、胸の奥がちくりとする。
だけど安心してください。
その願い、実は今の年収でも現実にできる方法があります。
この記事では、年収300万円〜700万円のケースに分けて、「実際にどんな家が建てられるのか」「どんな工夫をすれば夢のマイホームに手が届くのか」を、わかりやすく解説していきます。
あなたの人生の中で、最も大きな買い物になるであろう“家”。
しっかり知識を持って、一歩ずつ、理想の暮らしに近づいていきましょう。
「家を建てるには、いくらかかるの?」
ふつうの一戸建て、どれくらいの費用?
家を建てるのに必要な費用は、主に2つのパートに分かれます。
- 建物の建築費用
- 土地の購入費用(もしくは土地取得済み)
たとえば、すでに実家の土地がある場合などは「建物代」だけを用意すればOK。
その場合、注文住宅の建築費はおおよそ 3,800万円前後 が平均値です。
一方で土地も購入する場合は、トータルで 4,900万円前後 になるケースが多くなります。

「年収いくらなら、どれくらいの家が建てられるの?」
では本題。年収ごとに「住宅ローンで借りられる金額」と「買える家の目安」を見ていきましょう。
ここでは以下の前提で計算しています。
- ローン返済期間:35年
- 金利:1.8%(固定)
- ボーナス払いなし
- 返済負担率:年収の25%(安全ライン)
年収300万円の場合
借入可能額:約1,900万円
毎月返済額:約63,000円
土地代を含めると、かなり厳しい。
この場合、「実家の敷地に建てる」「建売住宅を探す」など、コストを抑える工夫が必要です。
年収400万円の場合
借入可能額:約2,600万円
毎月返済額:約85,000円
例えば郊外に土地を買って、2階建て3LDKをシンプルな仕様で建てるイメージ。
少し郊外に行けば、土地込みで3,000万円以内に収まるケースも。
年収500万円の場合
借入可能額:約3,200万円
毎月返済額:約10万円
土地の選択肢も広がってくるライン。都市部の近郊エリアで、駐車場付きの家も可能に。
年収600〜700万円になると…
借入可能額:約3,800〜4,500万円
毎月返済額:約12.5〜14万円
土地探しの自由度がぐっと広がり、「デザイン」や「断熱性能」などにもこだわれる予算感。
「年収が少ないから無理」と思ったあなたへ
でも正直、「年収400万円じゃきついな…」と思いましたか?
そんなあなたにこそ伝えたい、3つの具体的な解決策があります。
1. 諸費用込みで考えない
「土地+建物+諸費用」を一気に考えると、金額が大きく見えて怖くなります。
でも実は、諸費用はあとで現金で払うこともできるのです。
まずは土地と建物を中心に考え、「どこに・どんな家を建てたいか?」を明確にしましょう。
2. 頭金ゼロでも大丈夫なローンを使う
最近では、「頭金ゼロ」で住宅ローンを組めるケースも増えています。
月の支払いさえ回るなら、頭金を無理に貯めて時間をムダにするより、
早く建てた方が家賃を払わずに済む、という選択肢も。
3. 小さく建てて大きく住む
例えば「1階にリビングと寝室、2階は将来の子ども部屋だけ」
最初は最小限にして、将来のリフォームや増築を前提にする方法です。
「今住みたい家」よりも、「長く快適に住める家」を考えることで、コストを最小限に抑えられます。
まとめ|あなたの「今の年収」でも、家は建てられる!
夢のマイホームを手に入れるのに、完璧な年収も、理想的な貯金額も、最初から必要ありません。
必要なのは、「正しい情報」と「具体的な選択肢」を知っておくことです。
✔ 年収400万円でも家は建てられる
✔ 頭金ゼロ、諸費用後払い、小さく建てて大きく住む工夫
✔ 最初の一歩は、“理想の暮らし”をイメージすることからあなたの中に芽生えた「マイホームを持ちたい」という想い。
その想いを、数字と現実でカタチにしていきましょう。