和室を作ったら、家族が自然と集まる場所ができた#column

—リビング横のたたみスペースで、子どもがゴロゴロ、ママは家事、おじいちゃんは昼寝。そんな“使える”空間になる理由とは?

この記事を読めば分かること

  • 和室ってそもそもどんな部屋?
  • 注文住宅で和室を作るときのメリット・デメリット
  • どんな暮らしに和室はぴったりなのか
  • 和室をおしゃれ&実用的に取り入れるアイデア

はじめに

「和室って、なんか古くさい?」「でも、ちょっと落ち着く空間もほしいな」——もし、あなたがそんなふうに思っているなら、このブログをぜひ読んでください。

たとえばある日曜の午後。ママがリビングの一角で洗濯物を畳んでいる。隣の和室では、子どもが畳の上に積み木を広げて遊び、窓の外では風が木々を揺らしている。おじいちゃんは、畳のにおいに包まれながらウトウトお昼寝中。

そんな情景が目に浮かぶような、どこかほっとする空間。それが、現代の家でもちゃんと“使える”和室です。

和室ってどんな部屋?畳と障子だけじゃない「使える空間」

和室といえば、畳・障子・ふすま——そんなイメージがありますよね。でも、最近の和室はもっと自由で、いろんなスタイルがあります。

たとえば、リビングの横にある3畳くらいの「ちょっとした畳スペース」。壁で仕切られていないけれど、ひとつの部屋として機能している。そんな現代風の和室が、いま人気なんです。

brown and white plant on brown wicker basket

和室のメリット|暮らしの“ちょうどいい”がつまってる

① 畳は子どもにも大人にも優しい

畳はフローリングよりも柔らかいから、子どもが転んでも安心。赤ちゃんがハイハイしても大丈夫。しかも「い草」の香りにはリラックス効果もあるって知ってました?

仕事や学校で疲れて帰ってきて、畳にゴロンと寝転がるだけで、心と体がふわっとゆるむ。そんな場所が家の中にあるって、意外と大きな安心感になるんです。

② 多目的に使えるから、日々の生活が便利になる

和室って、ただの“客間”じゃないんです。

  • 子どもの遊び場に
  • 洗濯物をたたむ家事スペースに
  • 急な来客用の寝室に
  • テレワークの静かな作業部屋に
  • ヨガやストレッチのスペースにも

畳があるだけで、ひとつの部屋が「マルチプレイヤー」になるんです。使い方にルールがないのも魅力のひとつ。

③ 見た目がやさしく、インテリアとしても優秀

ナチュラルな色味と、スッと整った畳の目(め)のライン。木目の天井や障子越しの光——。和室は、インテリアとしてもすごく美しい空間です。

無印良品の家具や観葉植物とも相性が良く、「和モダン」なスタイルは今やトレンド。おしゃれと落ち着きが両立する空間、それが和室なんです。

和室のデメリット|でも、ちゃんと対策すれば大丈夫

もちろんいいことばかりじゃありません。注意点も見ておきましょう。

① 畳のメンテナンスが必要

畳は年数がたつと、日焼けしたり、表面がささくれたりします。でも最近は、「和紙畳」や「樹脂畳」といった、メンテナンスしやすい素材もあるんです。

定期的に風を通したり、掃除機を優しくかけるだけでも長持ちしますよ。

② 重い家具には注意

畳にベッドや本棚を置くと、へこんだり跡がついたりします。脚の下に保護マットを敷いたり、収納家具は置かずに壁に設ける収納にしたり、工夫次第で解決できます。

③ スペースをどう確保するか

「和室を作りたいけど、リビングが狭くなっちゃう…」と心配なあなたには、2〜3畳の小さなスペースがおすすめ。段差をつけて“小上がり”にすれば、下を収納に活用できて一石二鳥です。

和室がぴったりなライフスタイルはこんな人!

  • 赤ちゃんや小さな子どもがいる家庭
  • 親と同居、またはおじいちゃん・おばあちゃんの来訪が多い家庭
  • 在宅ワークをしている人
  • 物が多くて収納スペースに困っている人
  • 和の雰囲気や落ち着きが好きな人

どれかひとつでも当てはまったら、和室はかなり使える空間になります。

おしゃれで機能的な和室を作るヒント

  • リビングの隣に作る → 空間につながりができて、家族の気配を感じやすい
  • 段差をつけた「小上がり」 → 座りやすい+下を収納にできる!
  • ふすまや引き戸をつけて、仕切りに → 必要なときだけ個室にできる
  • 壁紙や照明で“今っぽく” → グレーの壁紙や間接照明で和モダンに

まとめ|和室は「家族が集まる、やすらぎの場所」になる

和室は、昔ながらの空間…と思いきや、今のライフスタイルにもぴったりフィットする“万能空間”でした。使い方次第で、子育てにも、在宅ワークにも、趣味にも大活躍。

注文住宅を建てるなら、3畳からでもいい。暮らしにちょっと和室、取り入れてみませんか?